《新譜情報》アンサンブル・アフロディテ「20世紀の木管五重奏」配信開始です!

先日の新譜情報!「【ライブ音源】TRIO CONCERT」配信開始!に引き続き、8月の新譜情報です。

名古屋フィルハーモニー交響楽団メンバー(当時)による木管五重奏団「アンサンブル・アフロディテ」の1998年録音のCD、「20世紀の木管五重奏」が配信開始です!!

アンサンブル・アフロディテ《 Ensemble Aphrodite 》
 ・ フルート / 寺本義明
 ・ オーボエ / 山本直人
 ・ クラリネット / 堀内信彦
 ・ ホルン / 近藤敬
 ・ ファゴット / 佐々木真樹緒

収録曲は充実の6曲です!
定番ものから、ここでしか聴けない隠れた作品まで、多種多様なアルバムです。
収録曲について、ライナーノートから少しだけ紹介します。

●J. フランセ : 木管五重奏曲 第一番
1948年に発表された、近代フランスの木管五重奏の金字塔です。


~フランス国立放送管弦楽団のソロ・ホルン奏者ルイ・クルティナがその同僚とのために依頼したこの『木管五重奏』は、ワーグナーや、彼の影響を受けたといわれるフランク、また12音技法によるシェーンベルクとも組み入れない、真にフランス的な作風を追求した20世紀を代表する作品の一つといえるであろう。~
(ライナーノートより抜粋)


●P. ヒンデミット : 五つの管楽器のための小室内楽 Op.24-2
言わずと知れたヒンデミットの木管五重奏曲です。現代でも色褪せることなく演奏されていますね。


~1922年、同僚たちで構成するフランクフルト管弦楽室内楽協会のために、わずか5日間でこの曲を作曲したという。ジャズの影響といわれる新鮮なリズム、革新的和声法、独特な主題操作法など、当時もっとも先端的傾向の音楽として賞賛された。風刺的でウィットにも富んでいる。~
(ライナーノートより抜粋)


A. プリンツ : 『楽興の時』~熱烈なる音楽愛好家の回想
ウィーン・フィル元首席クラリネット奏者のプリンツ氏による作品です。


~1979年、スイスでのコンサートにおいて、ピアニストとして登場したプリンツと、クラリネットの堀内信彦によりヒンデミットのソナタが共演されたこともある。この「楽興の時」はその前年、1978年に作られており、ヴェルディ、ビゼー、モーツァルト、チャイコフスキー、ベートーヴェン、ワーグナー、スメタナなどのオペラやシンフォニーの有名なメロディが次々と現れて意表をつくパロディである。~
(ライナーノートより抜粋)



個人的には、「楽興の時」が非常に気になるところです……。
すでにCDは絶版となっており、この音源が聴けるのは当サイトのみとなっております。
ぜひともお買い求めください!

アンサンブル・アフロディテ「20世紀の木管五重奏」

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