収録曲
◆ルートヴィヒ・テュイレ/六重奏曲 変ロ長調 作品6
[Ludwig Thuille/Sextet in B-Flat Major,Op.6]
I. Allegro moderato
II. Larghetto
III. Gavotte. Andante,quasi Allegretto
lV. Finale. Vivace
◆アルベール・ルーセル/ピアノと木管五重奏のためのディベルティスマン 作品6
[Albert Roussel /Divertissement Op.6 for piano and wind quintet]
◆フランシス・プーランク/六重奏曲 FP100
[Francis Poulenc/Sextet FP100]
I. Allegro vivace
II. Divertissement. Andantino
III. Finale. Prestissimo
◆モーリス・ラヴェル/ピアノ協奏曲ト長調より第二楽章(編曲者 根本雄伯)
[Maurice Ravel / Piano Concerto in G Major, Mov.2(Arr. Takenori Nemoto)]
プロフィール
The Sixth Sense
「The Sixth Sense」は、100年に1人の逸材と称される世界的フルート奏者の上野星矢をはじめ、若くしてオーケストラの首席奏者やソリストとして活躍しキャリアを重ねる金子亜未(オーボエ)、西川智也(クラリネット)、長 哲也(ファゴット)、濱地 宗(ホルン)、岡田 奏(ピアノ)ら日本トップアーティストたちによって結成された気鋭の六重奏団。2021年にサントリーホール 大ホールで行われた結成特別公演では鮮烈なパフォーマンスを披露し、センセーショナルなデビューを果たしました。超一流の演奏テクニックと華やかなオーラを放ち、特に若い聴衆や未来の音楽家たちを惹きつけています。
上野星矢
19才で世界的フルートコンクール『第8回ランパル国際フルートコンクール』で優勝。世界を舞台に活躍する日本クラシック界を代表するアーティスト。
東京都出身。小学校4年生でフルートを始め、全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部、高校生の部連覇等、国内主要コンクールの数々で優勝を果たす。15才でデビューリサイタルを行う。
東京都立芸術高等学校卒業後、2008年、東京藝術大学音楽学部フルート専攻入学。同年、世界的フルート奏者の登竜門である『第8回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール』で優勝。杉並区文化功労賞受賞。
2009年、パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で入学。2012年同音楽院第一課程を首席で卒業。2014年、ミュンヘン音楽大学大学院を卒業。
2014年、NewYork Young Concert Artist にて最優秀受賞。2015年秋には全8か所のアメリカツアーを成功させ、ケネディセンターでのリサイタル、最終公演はニューヨーク・カーネギーホールでリサイタルデビューを果たす。
2019年より大阪音楽大学准教授。現在は世界を舞台に、ソロリサイタルやオーケストラとの共演、国際音楽祭へのゲスト出演などの演奏活動の他、音楽教室経営、コンクール審査、国際講習会開催等、あらゆる分野にて活躍中。
金子亜未
千葉県出身。9歳よりオーボエを始める。2012年東京芸術大学音楽学部器楽科管打楽器専攻を首席で卒業。同大学にて安宅賞、アカンサス音楽賞、三菱地所賞受賞。藝大モーニングコンサートにてR.シュトラウスのオーボエコンチェルト、新卒業生紹介演奏会にてB.マルティヌーのオーボエコンチェルトを芸大フィルハーモニアと共演。
第25回日本管打楽器コンクールオーボエ部門第2位。第79回日本音楽コンクールオーボエ部門第3位。第28回日本管打楽器コンクールオーボエ部門第1位。公益財団法人ソニー音楽財団主催の第10回国際オーボエコンクール軽井沢第2位、奨励賞、軽井沢町長賞(聴衆賞)受賞。平成23年度日本学生支援機構文化・芸術分野大賞受賞。
2014年3月紀尾井ホール・紀尾井 明日への扉シリーズ、2019年6月東京オペラシティ・リサイタルシリーズ「B→C」などに出演。
オーボエを和久井仁、小畑善昭、池田昭子の各氏に師事。
札幌交響楽団首席オーボエ奏者、新日本フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者を経て、現在、読売日本交響楽団首席オーボエ奏者。
国立音楽大学、武蔵野音楽大学非常勤講師。
2017年11月、フォンテックよりソロCD「Voyage」をリリース。
西川智也
大阪府出身。大阪教育大学教育学部教養学科芸術専攻音楽コース卒業後、東京藝術大学大学院修士課程およびNHK交響楽団「N響アカデミー」を修了。これまでに和田尚裕、青山秀直、山本正治の各氏に師事した他、N響アカデミーにてNHK交響楽団のメンバーに学び、K.ライスター、R.ギュイオ、R.ストルツマンやオッテンザマー父子、その他多くの海外の演奏家の指導も受けた。第9回東京音楽コンクール木管部門、第24回日本木管コンクールクラリネット部門で第一位受賞の他、第23回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門第二位および会場審査員特別賞などを受賞。これまでに東京・春・音楽祭、木曽音楽祭、宮崎国際音楽祭、草津夏期国際音楽フェスティバルなどにオーケストラ・室内楽奏者として参加。W.ヒンク、G.プーレ、C.プレガルティエンといった国内外の演奏家と室内楽で共演した。ソリストとしてはこれまでに日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、自衛隊中央音楽隊などと共演している。現在、群馬交響楽団首席クラリネット奏者。 2023年には群馬交響楽団定期演奏会にて世界的クラリネット奏者であるポール・メイエとの共演、また同年には初のソロアルバム「L’heure Verte」を発売し、その他国内各地でのリサイタルを開催するなど、活躍の幅を広げている。
長哲也
福岡県北九州市出身。11歳よりファゴットを始める。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。フランス国立リヨン高等音楽院大学院修了。
東京藝術大学卒業と同時に東京都交響楽団首席ファゴット奏者に就任。第30回日本管打楽器コンクールファゴット部門第2位。同声会賞受賞。第48回北九州市民文化奨励賞受賞。2019年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員(フランス、リヨン)。
2015年東京オペラシティ文化財団主催、リサイタルシリーズ「B→C」に出演。「作曲家の意図を汲み取る均衡感覚に優れた演奏」(音楽の友 2015年8月号)と評される。
2018年フォンテックよりデビューCD「SOLILOQUY(ソリロキー)」をリリースし、「レコード芸術」にて特選盤、朝日新聞「for your collection」推薦盤に選ばれる。
NHK「らららクラシック」やテレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等メディア出演多数。
北九州国際音楽祭、東京・春・音楽祭などにも定期的に出演している。
ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。
これまでにファゴットを、永江恵子、石川晃、水谷上総、Carlo Colomboの各氏に師事。
現在、東京都交響楽団首席ファゴット奏者。東京音楽大学非常勤講師。
濱地宗
東京芸術大学にて安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞し首席で卒業。同大学院修了。
第 86 回日本音楽コンクール優勝、同時に岩谷賞、瀬木賞受賞。第 10 回 チェジュ国際金管楽器コンクール にて日本人ホルン奏者初となる国際コンクール優勝者 となる。 ほかにもヤナーチェク国際コンクールinブルノ、東京音楽コンクール、日本管打楽器コンクールなど、様々な舞台で受賞歴がある。
日本フィル、藝大フィル、仙台フィル、群響、東響、東フィル、セントラル愛知、チェジュ交響楽団 などと共演。 小澤征爾音楽塾、PMF、アジア太平洋管楽音楽祭、宮崎国際音楽祭、アジアンホルンフェスティバル、仙台クラシックフェスティバル、霧島国際音楽祭、調布市国際音楽祭などにソリストやアーティストと して招待される。
保利国際音楽祭に招待された際にはマスタークラスやリサイタルを開催。
東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」では、「金管楽器のリサイタルでは過去最高」と絶賛され、その月の全てのクラシックコンサートの中で1番と評価された。また「音楽の友」の特集で年間トップ10のコンサートの中に名を挙げた。
群馬交響楽団とのモーツァルト ホルン協奏曲全曲演奏会では、「非常に緻密で演奏会としては最高品質」と評価をされる。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を経て、現在、群馬交響楽団首席ホルン奏者。
岡田奏
ソリストでありながら、室内楽奏者としても評価の高い、類稀な才能を持つピアニスト。
函館市出身。15歳で渡仏。パリ国立高等音楽院のピアノ科と室内楽科を最優秀で卒業、修士課程を最優秀で修了し、第3課程アーティスト・ディプロマ科を修了。
8歳でリサイタル・デビュー。12歳で開催したショパンのエチュード全曲演奏会は絶賛された。これまでソロや室内楽のみならず、国内外の著名なオーケストラや指揮者と共演。現在演奏活動はヨーロッパ各地、韓国、中国、アメリカ、ベネズエラに及び、海外音楽祭からも招聘されている。
2013年第8回プーランク国際ピアノ・コンクール第1位、2013年第12回ピアノ・キャンパス国際コンクール第1位、2016年世界三大コンクールといわれる、エリザベート王妃国際音楽コンクールでファイナリスト入賞。
これまでに3枚のソロCDをリリース。
現在、芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド講師、一般財団法人地域創造による公共ホール音楽活性化事業(おんかつ)支援登録アーティスト、東京音楽大学指揮科特別アドヴァイザー。